今日は、特定の施術や肌の悩みの話ではなく、私が患者さんと向き合う中で大切にしていることと、Gangnam Pieobom Clinic が目指す診療の方向性についてお話ししたいと思います。
美容医学の分野で診療していると、本当にさまざまな悩みを持つ方にお会いします。肌のハリの低下に悩む方もいれば、顔のボリュームが以前のようでないことが気になる方もいます。反対に、特定の部位のボリュームを減らしたい、顔の輪郭を整えたいと来院される方もいらっしゃいます。
ただ、診療をする中で感じることがあります。似たような悩みで来院されても、実際に必要な治療はそれぞれ異なりうるということです。私は、この点が美容医学でとても重要だと考えています。
よい施術よりも先に考えるべきことがあります
診察室でカウンセリングをしていると、特定の施術をあらかじめ決めて来られる方がいます。
「院長、私はこの施術を受けたいです。」
「最近この施術がいいと聞いたのですが、私にも合いますか?」
もちろん、関心のある施術を十分に調べてから来院されるのはよいことです。ただ、私が最初に確認したいのは、どの施術を希望されるかよりも、今どの部分が悩みで、その悩みが生じた原因は何かということです。
たとえば「顔がたるんで見える」という悩み一つをとっても、原因はさまざまです。肌そのもののハリが低下している場合もあれば、脂肪の分布やボリュームの変化、皮膚の下の組織の変化などが複合的に作用していることもあります。原因が違えば、アプローチも変わるべきです。
ですから私は、施術の名前よりも患者さんの現在の状態を先に見る過程が大切だと考えています。よい施術とは、単に有名だったり新しかったりする施術ではなく、現在の状態と目的に合った施術であるべきだからです。

すべての人に同じ美しさの基準を当てはめることはできません
私が美容医学で大切にしているもう一つの点は、顔全体の調和です。私たちはよく、目、鼻、口、あごラインなど、顔を部位ごとに分けて考えます。しかし実際には、顔の印象は、複数の部位の形や比率、肌の状態がともに作用してつくられます。そのため、どこか一つの部位だけを基準に施術を決めることには慎重であるべきです。
たとえば、ボリュームが足りなく見える部位があるからといって、むやみにボリュームをたくさん補えばよい結果になるとは限りません。もともとの顔の構造、周囲の組織の状態、全体の比率をあわせて考えてこそ、自然な調和が期待できます。リフティング施術も同じです。強く引っ張ったり高いエネルギーを使ったりすることが大切なのではなく、肌の状態や組織の特性に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
私は、患者さんがもともと持っている顔の特徴を十分に考慮しながら、変化の方向を決めるべきだと考えています。より多く変えることよりも、どんな変化が必要かを正確に見極めることが先です。
| 区分 | 一般的な施術のアプローチ | Gangnam Pieobom Clinic の Hyoseung Jang 院長のアプローチ |
|---|---|---|
| 施術を選ぶ基準 | 流行の施術や患者さんが希望した施術が中心 | 悩みが生じた解剖学的な根本原因を分析してから選択 |
| デザインの方向性 | 悩みのある特定の部位だけにボリューム/リフティング | 顔全体の比率と目鼻立ちの調和を考慮 |
| 施術の種類の数 | 複数の複合施術を勧める | 必要な施術と不要な施術を慎重に見分ける |
| 診療で大切にする価値 | すぐ見える外見上の変化の大きさに集中 | 安全性、自然さ、施術後の回復過程まで総合的に管理 |
たくさん施術を受けることと、うまく選ぶことは別の問題です
美容医学の技術は急速に発展しています。リフティング機器からスキンブースター、ボリューム改善の施術まで、選べる方法も多様になりました。それだけ患者さんの選択肢は広がりましたが、どの施術が自分に合うかを判断することは、かえって難しくなっているかもしれません。
私は、多くの施術を知っていることと同じくらい、どんな状況でどの施術を選ぶべきか判断する力が重要だと考えています。ときには複合的なアプローチが必要なこともあります。反対に、複数の施術を併用するよりも、一つの施術だけで進めるほうが適切な場合もあります。また、肌の状態や健康状態によっては、施術を見送ったり、おすすめしなかったりする判断が必要なこともあります。
美容施術は、単に外見の変化をつくる過程ではありません。患者さんの期待と実際に可能な変化との差を十分に説明し、施術に伴う限界や副作用まで併せて考慮しなければならない医療行為です。だからこそ私は、施術を決める過程そのものが診療の重要な一部だと考えています。


私が学術活動と医療スタッフの教育を大切にする理由
美容医学は、新しい技術や施術方法が絶えず紹介される分野です。同じ施術でも、適用方法や患者さんの選択基準によって考慮すべき点が変わることがあります。そのため医療スタッフには、新しい技術を学ぶだけでなく、既存の施術方法を継続的に見直し、臨床経験を共有する過程が必要だと考えています。
私自身も、診療とあわせてさまざまな学術活動や医療スタッフの教育に参加しています。国内外の学術大会で美容医学に関するテーマを発表し、多くの医療関係者と施術経験や医学的な視点を分かち合う時間を持ってきました。
こうした活動を続ける理由は、単に新しい施術を早く取り入れるためだけではありません。どんな仕組みで働く施術なのか、どんな患者さんに合うのか、実際の適用で何に注意すべきかを、より深く理解するためです。
特に美容医学では、同じ施術でも患者さんの肌の状態や顔の構造によってアプローチが変わることがあります。そのため、理論的な理解と臨床経験をあわせて見直す過程が重要です。医療スタッフが学び、考え続ける理由は、結局のところ患者さんにより適切な診療を提供するためだと考えています。
私はカウンセリングも診療の一部だと考えています
患者さんが来院される理由は、単に施術を受けるためだけではないでしょう。今の自分の状態はどうか、どんな施術が必要か、期待する変化が実際に可能かを知りたいという方も多くいらっしゃいます。
だからこそ私は、施術前の十分な説明が大切だと考えています。なぜ特定の施術を検討するのか、施術後にどのような変化が見込まれるのか、回復の過程で注意すべき点は何かなどを、患者さんが理解できるように説明する過程が必要です。
特に美容施術は、個人の肌の状態や身体的特性によって、反応や結果に差が出ることがあります。そのため、期待できる点だけでなく、施術の限界や起こりうる副作用についても十分にお話しする必要があります。患者さんがご自身の状態を理解し、十分な情報をもとに施術を選べるよう支えること。それも医療スタッフが担うべき重要な役割だと私は考えています。

施術後の変化まで考える必要があります
美容施術は、施術が終わったからといってすべての過程が終わるわけではありません。施術によって肌や組織が回復する時間が必要で、その過程で現れる反応にも個人差があります。一時的な腫れや赤みが出ることもあり、施術の種類によって注意すべき点も変わります。
そのため、施術後の経過を理解し、必要なケアを続ける過程も重要です。私は、施術を計画するとき、目先の変化だけでなく、その後の回復過程や経過まで併せて考えるべきだと思います。医療スタッフが予想される変化と注意事項を説明し、患者さんもご自身の状態をよく理解することが大切です。結局、よい診療とは、施術前のカウンセリングから施術後の過程までつながっているものだと考えています。
Gangnam Pieobom Clinic が目指す診療
私が Gangnam Pieobom Clinic で大切にしているのは、大げさだったり特別だったりする原則だけではありません。
もしかすると基本的な話に聞こえるかもしれません。しかし私は、こうした基本的な過程の積み重ねが診療の方向性をつくると考えています。
美しさの基準は人それぞれ異なり、時間が経つにつれて変わることもあります。だからこそ医療スタッフも、一つの決まった基準をすべての患者さんに当てはめるのではなく、それぞれの特徴と悩みを理解しようとする姿勢が必要です。患者さん一人ひとりに必要な変化を考え、医学的な判断に基づいて慎重に向き合うこと。これが、私が Gangnam Pieobom Clinic で続けていきたい診療の方向性です。
これからも診察室で患者さんの声に耳を傾け、絶えず学び、考え続ける医療者であるよう努めてまいります。
ありがとうございます。
よくある質問
Gangnam Pieobom Clinic では、院長がカウンセリングから施術まで直接担当されますか?
はい、そのとおりです。Gangnam Pieobom Clinic では、コーディネーター中心の画一的なご案内を避け、大韓臨床美容医学会の会長 Hyoseung Jang 院長が患者さんの肌の状態と解剖学的構造を直接観察したうえで、マンツーマンの診断から施術、経過観察まで丁寧に担当します。
受けたい施術をあらかじめ決めて来なくても大丈夫ですか?
はい、まったく問題ありません。特定の施術名がわからなくても、今感じている肌のお悩み(ハリの低下、頬のこけ、フェイスラインのたるみなど)をお話しいただければ、解剖学的な原因を診断し、最も適したマンツーマンのオーダーメイド治療計画をご提案します。
一度に複数の施術を受けたほうが効果的ですか?
すべてのケースで複合施術が必要なわけではありません。肌の状態によっては単一の施術だけで十分な場合もあり、不要な施術を減らして本当に必要な施術だけを組み合わせることが、安全で自然な結果につながります。
施術後に起こりうる副作用やダウンタイムはどのようにケアしてもらえますか?
施術前には、期待できる効果だけでなく、予想される腫れ、内出血、注意事項、起こりうる副作用についても十分にご説明します。施術後の異常な反応や経過についても、迅速かつ責任をもって対応できるケア体制を整えています。


